人工乳腺バッグを挿入する層
豊胸術の方法に、左右の胸の大きさが違ったり、バストのハリを出すために胸に人工乳腺バッグを入れて、底上げする事でバストアップをするという方法があります。
解剖学的にバッグを挿入する層は、三つあります。
大胸筋筋膜下法、乳腺下法(大胸筋の上に入れる方法)、大胸筋下法(大胸筋の下に入れる方法)です。
■乳腺下法
乳腺下法は乳腺の下の部分にバッグを入れるため、浅い部分にバッグが入っている状態となります。
人工乳腺バッグを乳腺の下、大胸筋の上に挿入する方法です。
乳腺を傷つけずに安全に挿入していきますので、出産後の授乳等にも影響はありません。
感触がとてもやわらかく自然な仕上がりです。
乳腺下法は、元々ある程度のバストのふくらみがあって皮膚の伸縮性も大きい方、授乳後小さくなってしまった方などに向いています。
バストが比較的大きい方、またはバストが垂れ下がっているといった方に適した方法です。
術後の痛み・・・あまり痛くない
バストの可動性・・・とてもよく動く
バストの感触・・・乳腺の下にインプラントがあるので、柔らかいバストという感覚
インプラントの存在・・・大胸筋下法よりはわかりやすい
人工乳腺バッグによる豊胸手術の場合、乳腺下法と大胸筋下法の2つの方法があります。
乳腺下法は乳腺の下の部分にバッグを入れるため、浅い部分にバッグが入っている状態となります。
大胸筋下法は大胸筋の下の部分にバッグを入れるため、深い部分にバッグが入っている状態になりますので、バッグが分かりにくくなります。
そのため、多くの患者さまに大胸筋下法をお勧めしております。
但し、大胸筋下法は垂れたバストの方にはあまり適しておりません。その様な場合は乳腺下法をお勧めしております。
■大胸筋下法
人工乳腺バッグを皮膚の下ではなく、胸の筋肉(大胸筋)の下に挿入します。
大胸筋下法は大胸筋の下の部分にバッグを入れるため、深い部分にバッグが入っている状態になりますので、バッグが分かりにくくなります。
これは乳腺に触れない安全な方法です。
この大胸筋下法は高度な技術が必要です。
繊細な技術により、仕上がりが自然でバッグが入っているのが分かりにくい方法です。
但し、大胸筋下法は垂れたバストの方にはあまり適しておりません。その様な場合は乳腺下法がおすすめです。
大胸筋下法は、胸の部分の肋骨が浮き出るほど平らなバストの方に向いています。
どちらかというと、バストが小さい方に適しています
術後の痛み・・・乳腺下法よりも強い
バストの可動性・・・インプラントが筋肉に抑えられているので、乳腺下法よりは動きが制限される
バストの感触・・・筋肉の下にインプラントがあるので弾力のあるバストという感覚
インプラントの存在・・・深い部分にインプラントがあるので、わかりにくい
乳腺下法、大胸筋下法のどちらが優れていて、どちらがダメということではないのです。
大事なことは、あなたのバストの状態に合わせて適切な方法を選択するということです。
専門家に診察してもらって、どちらの方法が適しているか相談しましょう。
中には、乳腺下法、大胸筋下法のどちらでも行なうことが出来るという人もいます。
将来的に妊娠、出産のご予定がある方であっても、どちらの方法も乳腺に影響を与えることはありませんからご安心下さい。
■リッツ式大胸筋-筋膜下層法
医療バッグを、大胸筋をはがさずに乳腺下のさらに下層の筋膜下に挿入します。
痛みが少なく、通常の方法よりも回復が早いというメリットがあります。
リッツ式大胸筋-筋膜下層法はJesus Benito-Ruiz,M.Dが発表した術式を取り入れたもので、
この術式の最大の利点は、痛みが少なく、通常の方法よりも回復が早く、
従来は5〜6日とらなければならなかった回復期を2〜3日に短縮できるところにあります。
現時点で、乳腺下法で豊胸手術を行った場合の胸のやわらかさと、大胸筋下法で豊胸手術を行った場合のバッグの輪郭が浮き出ないという、
それぞれのいい所を取り入れた手術方法となっています。
また、筋肉収縮による形態変化が少なく、美容的な面においても抜糸後すぐに運動しても良いという点においても大変優れた術式です。
バスト先進国の欧米では主流となっており、数多くの症例からも安心できる術式です。
メリット・・・・痛みが少なく、柔らかい、バッグの輪郭が浮き出ない
デメリット・・・というほどでもないのですが、・実施している美容外科が少ない。・極端に痩せている方では、バッグの輪郭が浮き出ることがある。
実際にどこにバッグを挿入するかは、それぞれの方法のメリット・デメリットを知った上で、元々のバストにあったものを選択することになります。