ティモリアン法,Teimourian法
ティモリアン法(Teimourian法)Teimourian法(ティモリアン法)とは、陥没乳頭(陥没乳首)の手術方法の1つでもっとも一般的な方法です。
陥没乳頭(乳頭が埋まっている状態)の原因は、乳頭周囲の平滑筋の繊維化であるといわれています。
見た目の問題のみならず、将来の授乳時に不自由したり、放置したりしておくと乳管炎、乳腺炎を繰り返し、ますます悪化することもあります。
状態によっては、結婚、授乳前の手術しておくのが良いでしょう。
この手術で大切なことは、将来授乳の可能性のある女性の場合には、乳管(約20本)を温存することです。
また、陥没乳頭には重症度分類があり、陥没の重症度に応じた方法で行い、乳管の処置を適切に行えば、戻るケースは極めて少なくなります。
手術方法は、まず乳頭基部から約5〜8ミリの葉状(木の葉の様に平たい形)皮膚を挙上し、表皮のみ切除します。
乳頭を引き出し左右の皮膚を2箇所切開し、皮下トンネルを通して交叉させ対側の皮下組織と縫合します。
また、陥没が元に戻らないように、乳頭の下で糸を橋渡しして再発を防いでいます。
乳頭周囲より約5ミリほどの小さな切開で手術するために、傷跡は最小限でほとんど分らなくなります。
手術時間は約1時間ほどで、乳管を傷つけることがないため、授乳などへの影響はありません。
しかし、重度の陥没乳頭の場合は適しません。
陥没乳頭の重症度に応じて分類し、その手術方法を決定します。
陥没乳頭の重症度分類I °(軽 症)
指でつまみ出すと簡単に乳頭が出てくるがしばらくすると戻る
II °(中等症)
指でつまみ出すと何とか乳頭が出てくるが離すとすぐに引っ込む
III °(重 症)
指でつまみ出すことができない
I °軽症)の方やII °(中等症)の方には傷跡がほとんど分からず、再発率の低さの点からTeimourian(ティモリアン)法が、第一選択となります。
III °(重症)の方に対しては再発率の最も少ないSakai(サカイ)法が適応となります。
重症な陥没乳頭の方には、Sakai法(サカイ法)というのもあります。
この方法も傷跡はほとんど目立ちません。
どちらにしても、手術をする際には医師とよく相談して、その方法を決定することが重要であるといわれています。